
生後100日を祝う「お食い初め」は、赤ちゃんの健やかな成長を願う大切な行事です。
家族にとって一生に一度の瞬間だからこそ、カメラマンの腕が光る場面でもあります。
お食い初め撮影を成功させるための準備・構図・ライティング・進行のコツを、プロ視点でまとめました。
目次
事前準備:家族との共有が成功のカギ
● どんな写真を残したいか“イメージすり合わせ”
家庭ごとに、
・伝統的な雰囲気
・ナチュラルで明るいスタイル
・兄弟を含めたにぎやかな写真
などの希望が異なります。
構図・背景・小物の方向性を事前にヒアリングすると、当日の動きがスムーズに。
● 当日の流れを把握する
お食い初めの進行は家庭によって微妙に異なるため、「誰が食べさせ役か」「記念品や思い出の品の有無」などを確認しておくと撮り逃しがありません。
撮影の基本:赤ちゃんのベストタイミングをつかむ
● 機嫌がよい時間帯を家族に聞く
寝起き直後/授乳後など、赤ちゃんによって好みが違います。
機嫌のいい時間に合わせて撮影を開始することで、自然な表情を引き出せます。
● 無理にポーズを要求しない
お食い初めは儀式が中心。
「自然に抱っこされている姿」「じっと見つめる表情」など、ありのままを狙う方が成功率アップ。
構図のポイント:ストーリーを写す意識で
● 各場面の「定番カット」を押さえる
赤ちゃんのアップ
祝い膳と赤ちゃんのコラボ
食べさせ役(多くは祖父母)との写真
家族全員の集合ショット
手足・小物のディテールカット
これらの必須ショットを押さえた上で、家族の会話や笑顔など自然な瞬間も積極的に狙いましょう。
● 祝い膳の美しさを丁寧に
お食い初めの膳は色鮮やかで絵になります。
テーブル上の配置が雑になっていないか、背景に生活感のあるものが写り込んでいないかチェックを。
● 兄弟ショットはスピード勝負
兄弟がいる場合、じっとしてもらえる時間は短め。
立ち位置だけ軽く伝えたら、連写で自然な笑顔を拾うのがコツです。
ライティング:柔らかい光で温かさを演出
● 自然光を優先
明るい窓辺はふんわり優しい光が入り、肌の色味も美しく表現できます。
逆光の場合はレフ板や白い布で補助光を。
● 室内照明を上手に活用
暗い部屋では、補助ライトは直射を避けて壁や天井にバウンス。
赤ちゃんの目に光が入るキャッチライトも意識すると、仕上がりがぐっとプロらしくなります。
小物・衣装:色の調和を考える
● お祝いらしい色合いを引き立てる
お膳の赤・黒・金とのバランスを考え、背景が雑多にならないよう調整。
白い布・木目のテーブル・シンプルな背景小物はどんなスタイルにも合います。
● 衣装のしわやよれは撮影前にチェック
細かな部分の乱れは写真で目立つため、家族に軽く整えてもらうだけで仕上がりが格段に上がります。

