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やわらかな雰囲気で子どもを写真に撮りたい

2020/12/25カメラの基礎知識

子どもを撮影する際、ふんわりとしたやわらかい雰囲気の写真を撮りたいという方は多いもの。
ですが、どうやったらそんな雰囲気の写真が撮れるのか分からないと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、やわらかい雰囲気の写真を撮影する方法をご案内いたします。

写真は明るめに仕上げる(露出)

やわらかい雰囲気の写真を撮りたいのなら、写真は全体的に明るめに仕上げるのがポイントです。
露出は高すぎると白飛びしてしまうため、1〜2くらいがおすすめ。
背景は白く飛んでもよいですが、メインのものが白く見えるのは明るすぎます。
カメラによっては、もっと露出を上げても大丈夫なものもあるため、どの程度まで上げられるかまずは撮り比べてみてください。

やわらかな色味を使おう(彩度・コントラスト)

彩度を低くすると、落ち着いた柔らかな雰囲気に。
彩度を高くすると、明るく可愛い雰囲気に。
コントラストを下げると、影が薄まり明るく穏やかな印象に。
コントラストを強くすると、くっきりとした印象になります。
ただし、曇りの日にコントラストを下げると、のっぺりとした印象になってしまいがち。
白くなりすぎないように注意しながら撮影を楽しみましょう。

光を使って

・自然光

窓から自然光がやわらかく差し込んでいる写真が好きという声をよく耳にします。
この場合は、よく晴れた日ではなく、明るい陽射しの曇りの日の撮影がおすすめ。
良く晴れた日の撮影なら、レースのカーテン越しやすりガラスを使って撮影すると、やわらかな雰囲気になります。
屋外なら、建物や木々を使って日差しを少し抑えてみるとよいでしょう。
朝の光はコントラストが弱く、夕昏の光は色の温度が低めのため、この時間帯の撮影もおすすめです。
光が違うと、写真の雰囲気は全く変わってくるので、さまざまな光で撮影して、自分好みのものを見つけてみましょう。

・やわらかな逆光

逆光の写真というと、コントラストの強いドラマチックな写真を思い浮かべがちですが、プラス補正で撮影するとやわらかな写真を撮影できます。
実は、逆光で撮影すると、薄いものを透かして魅せる透明感が出てくるのです。
弱い逆光ならば、ふんわりとした演出が可能に。
斜め奥から光が差し込んでくる斜逆光は、さらにやわらかな写真になります。
ホワイトバランスで暖色系を選べば、透明感+温かみのある写真になり、曇りなどを選べば赤味を抑えた写真が撮れます。
逆光+プラス補正、お好みでホワイトバランスをいれれば、初心者でも簡単にやわらかくてかわいい写真を撮ることができるのです。

ボケを入れる

写真にボケを入れるのも、やわらかな写真を撮るためのコツです。
単焦点レンズを使えば、簡単にキレイなボケを入れることが可能に。
ボケについては、「ボケを入れて印象的な写真を撮ろう」や「背景をぼかして撮影しよう」を参考にしてください。