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ボケを入れて子どもが印象的になる写真を撮ろう

2020/10/15カメラの基礎知識

くっきり鮮明な写真も悪くはないけれど、もう少し違う雰囲気の写真を撮影してみたいな。
そんな風に思ったことはありませんか?
今回は、一眼レフやミラーレス一眼を使って作ることのできる「ボケ写真」についてご案内いたします。

ボケとは

レンズの焦点の範囲外の部分は、ピントが合わず、ぼやけた状態になります。このピントの合っていないぼやけた場所を「ボケ」と言います。
実は、一点にピントを合わせた場合、写真によって程度は違いますが、その一点以外は全てボケているのです。
このボケを大きくすると、写真の雰囲気がガラリと変わってきます。
どの部分をどのくらいぼかすか、それはテクニック次第で自由に表現できるようになるのです。
前ボケを上手に使えるようになると、動物園の柵やガラスをボケで消せるようになります。

前ボケ

前ボケは、人物よりも手前にある物を意図的にボカして撮るテクニックで、やわらかくて幻想的な印象の写真を撮影することができます。
とても見栄えが良いため、あんな風に撮影してみたいと憧れを持っている方も多いのではないでしょうか?
絞りを開いて手前の対象物をボカし、奥でピントを合わせます。手前の被写体と撮影したい人物の距離が離れるほど大きくボケてくれます。
大きくぼかすと幻想的な雰囲気になる反面、ぼかしすぎるとうるさい印象にもなってしまいます。
撮影する際は、絞り優先モードにして絞りを開けます(絞りの数値が低いほどボケが大きくなります)
ぼかす対象物に思い切り近付いて撮影しましょう。

後ボケ

人物の背景をぼかす方法は、ボケの中では一般的と言われるものです。背景がボケると主役が引き立ち、ふんわりとした印象の写真を撮影することができます。お子様の撮影に、ぜひ使ってみてください。
また、背景がゴチャゴチャうるさい時にも、後ボケはおすすめです。
後ボケで撮影する方法は、レンズを望遠側にして、絞り優先モードにしてF値を小さくします。
そして、カメラを人物に近付けて撮影するだけ。
背景と人物の距離が離れているほど、キレイな後ボケを撮影することができます。
なお、被写体に近付いて撮影できる距離はレンズの種類によって違うため、マクロレンズがおすすめです。

前後ボケ

人物の、手前も背景もボカしてします、前後ボケ。優しい雰囲気の写真を撮影できます。
後ボケで後ろはスッキリ。前ボケで写真に広がりを持たせ、奥行きのある写真に。
前後どちらもボカすためには、絞りや撮影距離を考えながら写真を撮らなければなりません。
前後ともボケる場所を探して撮影するのは、初心者には少し難しいかもしれないテクニック。まずは前ボケ・後ボケから練習してみましょう。
撮影方法としては、マクロレンズや単焦点レンズを使い、できるだけ人物に近付きます。前ボケにする被写体には、レンズが触れそうな距離になるほど近付いてください。
そして、そこから離れた位置にあるものを背景にします。
カメラの設定は、絞り優先モード。ピントを人物に合わせて、F値は小さくしてください。