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スポーツを撮影するなら、明るさを設定しよう

2021/02/15カメラの基礎知識

スポーツ写真を撮る際、暗くて表情が分からなうような写真になってしまうことや、写真全体が白っぽくなってしまうことがありませんか。
これは、露出を変えることで解決できます。

露出とは

写真を撮る際にカメラに取り込む光の量を、露出と言います。
「絞り(F値)」と「シャッタースピード」と「ISO感度」
この3つがそれぞれ光の量を調整した結果、写真の明るさが決まります。

・絞り
レンズを通る光の量を調整するのが「絞り(F値)」
絞りを開けると(F値を小さくするほど)たくさんの光を取り込めて、明るい写真に仕上がります。
絞りはピント(被写界深度)に作用し、ボケ描写に影響します。

・シャッタースピード
光を電子信号に変換する撮像素子(イメージセンサー)を照らす時間を調整するのが「シャッタースピード」
遅いほどたくさんの光を取り込むことができ、写真が明るくなります。
シャッタースピードが速いと、速度の速いものを撮ることが可能に。シャッタースピードを遅くすると速いものはブレてしまいます。

・ISO感度
カメラが光にどれくらい敏感に反応するかを調整する「ISO感度」
感度が高いほど光に敏感なため、たくさんの光を取り込み明るい写真を撮影できます。
また、画質にも大きな影響を与え、高いほど荒れてしまいます。

露出補正を使おう

被写体に白い部分が多い場合はプラス補正。
暗い部分が多い場合はマイナス補正を行うと、見た目に近い色合いの写真が撮影できます。
ただし、背景が暗くて白い物を写すとき、背景の割合が多ければ、マイナス補正に。
暗い色(濃い色)の被写体を写すとき、背景の明るい割合が多い場合は、プラス補正に。
露出に迷った場合は、露出ブランケット機能(AEB機能)を活用するのもおすすめです。補正なし・マイナス補正・プラス補正と、シャッターを切る度に露出補正が変わるため、連写機能を使って撮影しましょう。
写真が白飛びすると加工ソフトで戻すことはできません。白飛び警告機能を使うと言った方法もありますが、スポーツ観戦しながら、撮影した写真をいちいちチェックするのは大変です。
スポーツ写真撮影を始める前に、会場で液晶モニターの明るさを設定しておくと良いでしょう。