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結婚は世につれ人につれ…プロポーズの歴史

2025/05/10プロポーズ古今東西

プロポーズといえば、最近ではサプライズ演出や写真・動画に残すカップルも多く、ひとつの“思い出作り”としても大切にされています。
そんなプロポーズにも、時代によって変化してきた歴史があり、いまではお約束となっている婚約指輪を用意してプロポーズするスタイルは、実はかなり近代になってからの話。
今回は、そんなプロポーズの歴史をひもときながら、現代につながる「愛のカタチ」の移り変わりをご紹介します。

奈良時代:いつのまにか夫婦に?!

日本最古の恋文の記録は、奈良時代の歌集『万葉集』にも見られます。
当時の結婚までのプロセスは、まずは名前を聞くところから。そして、女性の家を聞いて何度か通い、男女の関係に。
詳しいことは不明ですが、いつの日からか夫婦として認められていました。ちなみに女性は、一度は断るのが礼儀で、やりとりを繰り返すうちに結婚へとつながるのだとか。

平安時代:恋文文文化のはじまり

平安貴族の恋愛といえば、「和歌」と「文(ふみ)」。好きな相手に美しい言葉をつづった恋文を贈り、想いを通わせていました。
夜にこっそり訪れる“通い婚”が一般的だった時代、プロポーズは「あなたのお家に通い続けたい」という表現で伝えられたようです。
いまでも「手紙でプロポーズ」する人がいるのは、この時代の文化の名残かもしれませんね。

江戸時代:仲人が伝えるプロポーズの言葉

江戸時代になると、庶民の間でも「結婚」という概念が定着し、仲人が間に入って結婚を取り持つスタイルが広まりました。
この頃のプロポーズは、本人が直接ではなく、仲人が相手に意思を伝えるのが一般的でした。
「○○様がご縁を望んでおられます」といった形式的な言い回しが多く、まさに「お見合い」の原型です。

明治~昭和:言葉で想いを伝える文化が定着

西洋文化の影響が強まった明治以降、恋愛結婚が少しずつ広がりを見せ始めます。この頃から、「結婚してください」というストレートな言葉で想いを伝えるスタイルが登場しました。
昭和初期には、電話やラブレターでのプロポーズも珍しくなくなり、戦後には映画やドラマの影響で“ひざまずいて指輪を渡す”スタイルも浸透していきます。

令和時代:もっと自由に、もっと自分らしく

今の時代、プロポーズのスタイルは本当に多種多様。
レストランや旅行先でサプライズを仕掛けたり、一緒に思い出の場所を訪れたり。また、SNSに投稿する人もいれば、2人だけの静かな時間に気持ちを伝える人もいます。
同性カップルや事実婚を選ぶカップルでも、お互いの意思を伝える“プロポーズ”は大切な儀式として大切にされています。
「こうじゃなきゃいけない」という形はありません。「ふたりらしい愛のかたち」を大切にする時代だからこそ、自分らしく気持ちを伝えましょう。