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上手に付き合いたい、学童スポーツクラブと保護者

2021/08/07カメラの基礎知識

 

学童期の子どもが学校のグランドや体育館を借りて練習するスポーツや、学校外で地域クラブに所属してスポーツをする子どもは多いです。
退会のたびに写真を撮るのを楽しみにしている保護者も多いでしょう。
保護者のサポートは欠かせませんが、関わり方を間違えるとチームに悪影響が及ぶこともあります。

どこにでもある「お茶当番」

子どもの地域スポーツを見守る保護者は、基本的に当番制となっています。「お茶当番」なとど呼ばれ、土の保護者でも月に1回程度は回ってきます。
当番の日は監督やコーチの昼食や飲み物を準備したりします。
ただ、そんな中でも発言力を強めて周囲に影響を与えるボスママという存在が出てきて、厄介なことになったりします。

ボスママの話に異議を唱えると、自分の子どもに悪い影響があるのではと心配し、何も言えない状況ができてしまうこともあります。
指導者が注意したくても、ボスママの方が年が上だったりすると言いにくいようです。
理不尽な当番制やルールはチームや指導者ではなく、保護者が作っているのではとも感じる人も多いでしょう。

ボスママを囲む雰囲気に嫌気がさし、当番の日しか行かない保護者は、たまに行くと「あまり来ないね」のように嫌味を言われることもあるようです。

ボスママが卒団したらルールを変更するクラブも

小学校は必ず6年生で、中学校は必ず3年生で退団します。そんなタイミングでお茶当番を廃止するクラブも多いそうです。
皆で部費を出し合い、そこから監督やコーチにお金を渡し、自分自身で昼食や飲み物を準備してもらう、その方がストレスもないしトラブルも避けられるでしょう。
昭和の時代と違い、今はどこにでもコンビニがあり、何でも売っています。保護者が、しかも母親が準備するという考え方も、男性の食事は女性が準備するのが当たり前だった昭和の時代の名残なのかもしれません。

お茶当番を廃止したら見学する保護者が増えた、というクラブは多いそうです。また、子どもたちと離れた場所でたむろすると、ただの井戸端会議場になってしまいます。
そのため、子どもの近くで応援するルールにした所もあるそうで、そうなると、子どもに話の内容が聞こえるため、関係のない話に花が咲くことが減り、子どもの姿に注視することができるようになったケースもあるようでした。

そうなれば、子どもが頑張っている写真も撮りやすくなるでしょう。保護者にとっても子どもにとってもいい影響が現われるのではないでしょうか。

指導者やコーチがはっきり言うことが大切

行き過ぎた行為は指導者がはっきりと異議を唱えるべきです。ボスママとその人を囲む集団には第三者がきちんと割って入らないと解決しない問題が多いです。
監督やコーチの技術的な面や采配に言及し出したら最後。監督とコーチでよく話し合い、ルール変更を決めた方がいいようです。

いずれにせよ、子どもの頑張る姿をたくさん写真に残したいですね。

 

2021年7月2日(金)朝日新聞朝刊より出典・引用しています。
https://www.asahi.com/